アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは
5,000年前から伝わるインドで生まれた医学です。
語源は“アーユス(生命)” + “ヴェーダ(知識)”という単語の合成語で、
“生命の科学”という意味を持ちます。
アーユルヴェーダの理論は”チャラカ・サンヒター”を代表する数千年前に書かれた古典に書かれています。
<アーユルヴェーダの定義>
「アーユルヴェーダとは、有益な人生と無益な人生、幸福な人生と不幸な人生、人生にとって有益なこと無益なこと、人生の長さ、人生そのものが説かれるもののことをいう。」チャラカ・サンヒター総論1章
<アーユルヴェーダの目的>
「健康な人の健康を護り、病人の病気を鎮静することである」チャラカ・サンヒター総論30章
つまり、病気がない未病な状態が健康ではなく、
人生を積極的に、能動的に、寿命を全うするための健康の増進を目的としています。
カラダの3つの働きトリ・ドーシャ
トリとは3つ、ドーシャとは病素という意味です。
人間のカラダをVATA(風)・PITTA(火)・KAPHA(水)3つの生理機能で分類しており、
この3つが正常に機能している状態が健康、異常な状態を病気であるとしています。
受精卵の段階でどのドーシャが優位になるか決まると言われています。
3つが均等になっているのがよいわけではなく、本来の自分の性質がもっとも健康な状態と言われています。
アーユルヴェーダで健康になるとは
目的にもあるとおり、病気を治すだけでなく、有益な人生を送る、
つまり、幸せになるために健康な状態を保つための智慧がアーユルヴェーダです。
健康な状態を保つ秘訣は、日常にあり。
「食事」や「生活習慣」を工夫することで、
むくみ、便秘、腰痛、頭痛、花粉症、更年期障害など、
原因不明の慢性的な不調を改善することができます。
食べ過ぎを控える、カラダを冷やさない、早寝早起きする、
ごま油を使ったマッサージ、ギーやハチミツを食事に取り入れる、などなど、
ほとんどお金をかけずに、しかも、おウチでできるケア方法がたくさんあります。
そして、
不調が改善したその先には、ラサーヤナ(若返り)があります。
アーユルヴェーダでは、不調の改善も、病気の治療も、アンチエイジングも、
幸せになるために、必要なものなのです。